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陸上狂技マガジン

駆け出しのスポーツライターです。スポーツに関して【DO(する)】【WATCH(観る)】【READ(読む)】という観点から備忘録として書いております。

【Watch】ヤマのガミ〜箱根駅伝観戦記『照合』〜

第93回箱根駅伝が閉幕して5日。

 

今大会は、

 

往路:大手町→新子安→芦之湯

復路:鶴見中継所

 

にて観戦を行った。

 

往路においては、新子安から小田原に到着した時点で既に箱根登山鉄道に入場規制が敷かれており、タクシーに乗車し『マツダターンパイク箱根』を経由して芦ノ湖へ移動。しかしながら、ここでも混雑に阻まれ、芦ノ湖から4km程歩いて芦之湯で観戦した。選手通過後は芦之湯から小涌谷まで歩いて登山鉄道で帰路についた。前回大会では小田原から小涌谷まで約10km歩いて観戦した為、この2年間で5区を歩き通した事になる。復路は箱根湯本から鶴見中継所という観戦コースをとる予定でいたものの、到着時刻を考慮して、結果として鶴見中継所に絞った。大手町程ではないが、最終リレーゾーンという事もあって、復路スタート前の時点で比較的人も多く場所取りに苦心した。今大会はいわゆる有名人ランナーがそこまで多くはない印象であった為、多少人の入りも遅くなるのではないかという推測もあったが、私も含めた“駅伝ファン”達の出足は早く、推測は見事に裏切られる事となった。

 

鶴見でランナーを見送った後は、都心方面まで徒歩で移動しつつ、ゴールまでの中継をラジオで確認した。

 

帰宅後、事前予想とリザルトを照合してみた。

 

■事前予想表

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■リザルト

1位:青山学院大学(予想:青山学院大学
2位:東洋大学(予想:早稲田大学
3位:早稲田大学(予想:駒澤大学
4位:順天堂大学(予想:東海大学
5位:神奈川大学(予想:山梨学院大学
6位:中央学院大学(予想:日本体育大学
7位:日本体育大学(予想:東洋大学
8位:法政大学(予想:中央学院大学
9位:駒澤大学(予想:順天堂大学
10位:東海大学(予想:神奈川大学

 

順位自体は青学大のみの的中であったが、上位10チーム中9チームは予想通りという結果だった。しかし、ここまで順位がズレると悔しい事この上ない。これは言い訳になるが、あくまでメディアの情報に頼るしかないという点で、予想には限界がある。選手の状態も日々変化する中で、監督同士の当日の駆け引き等は当然ながらギャラリーは知る由もない。中継を見ながら事後的に知るのみである。ただ、今回は事前の情報収集にも不足があった事は事実。上記を踏まえて、今回特に悔しかった点は以下3点である。

 

東洋大の底力を見くびりすぎていた

東海大のルーキーパワーを評価しすぎていた

③駒大の5区における挽回に頼りすぎていた

 

東洋大は総合2位に食い込んだが、茄子紺集団の箱根路における今までの走りを見ていれば、今季出雲、全日本と不調であったとはいえ、もう少し上位に予想しても良かったはずである。戦前は、服部弾馬が速さの中にも後続をいまひとつ引き離しきれていない点、故障から復帰した口町の状態が未知数であった点、櫻岡が駅伝で上々の走りではなかった点から、箱根本番でレースの流れをつかむ事に苦労するのではないかと予測していた。しかしフタを開ければ彼ら3人が最低限の役割を完遂しただけではなく、9区野村の区間賞を始めその他7人も粘走。他チームが細かいミスもあって詰めきれなかった事も重なりこの結果である。逆に東海大に関しては、2区關、4区松尾、5区舘澤に対して、怖いもの知らずからくる勢いと潜在能力に賭けすぎた。結果として往路の主要区間を担った3人全員が失速してしまった為、予想から大きく乖離してしまった。最後に駒大に関しては、タレントは何人か居たものの、4区中谷のブレーキが想像以上であった。大塚によるリカバリーで多少遅れても息を吹き返すというストーリーを描いていたが、見事に外れてしまった。5区の距離が短縮された事や、駒大の復路における選手層の薄さをもう少し考慮に入れておくべきであったが、今までの5区における差の縮まりや順位変動のイメージに引っ張られてしまった。

 

反省をあげればキリが無いが、以上3点に関して、情報収集や分析が甘かったと感じる。

 

全体を通して痛感した事は、

 

・レースにおける“流れ”の大切さ
・(当然ながら)トラックやロードの記録にばかり引っ張られてはいけない
・勢いのある下級生は必ずしも活躍出来るとは限らない
・ブレーキをカバー出来“そうな”選手がいるかよりも、ブレーキが少ない選手が多いか少ないかという印象も重要

・(コース改定など)ルール変更によって生じる大勢への影響を甘くみない

 

という事である。

 

これらが次回の予想に役立つかといえばそれはわからないが、今大会、特に往路は本記に関する事が全て裏目に出た結果の混戦でもあった様に思う。

 

しかし、悩ましい程の選手層に裏打ちされた青学大横綱レース、あっぱれとしか言いようがない。箱根駅伝。賛否理論がある。とはいえ、否定だけでは何も生まれない。もはや文化ともいうべき存在になったレースである。活かしつつも、柔軟に、というところであろうか。

  

正直なところ、『賭けすぎた』とか『評価しすぎていた』、『頼りすぎていた』といった表現は、部外者による無駄に高い目線でしかなく、選手に対して失礼な部分もあるかと思う。

 

というのは自意識過剰なのかもしれないが、今回は『“ヤマ”を張って“ガミ”食った』といったところであろうか。

 

第93回箱根駅伝観戦記、以上をもって閉幕。

 

2017シーズン、学生ランナーに関わらず、今年はロンドンで“世界戦”である。

 

※注:ギャンブルで負ける事を『ガミ食った』と表現するとのことです。

 

※最後に写真を少々。

 

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